筑波山は日本100名山に選ばれた山の中で、一番標高の低い山です。(筑波山は877m。2番めに低いのは、鹿児島の開聞岳924m)
標高が低くても、百名山に選ばれるだけの魅力がいっぱいの山です。
今回は、そんな筑波山の魅力とその他周辺情報について書いていきたいと思います。
Contents
筑波山とはどんな山?
筑波山(つくばさん)は日本の関東地方東部、茨城県つくば市北端にある標高877mの山。筑波山神社の境内地で西側の男体山(標高871m)と東側の女体山(標高877m)からなる。雅称は紫峰(しほう)。筑波嶺(つくばね)とも言い、茨城県のシンボルの一つとされている。
(Wikipedia)
筑波山に登ったことのない方は、筑波山には山頂が2つあることを聞いて驚く方もいます。
この2つの頂にそれぞれお社があり、筑波男大神(イザナギノミコト)と筑波女大神(イザナミノミコト)を祀っています。
ちなみに、イザナギやイザナミを祀っている神社は日本中に存在し、その数は30を超えます。
関東平野にぽつんと存在する、独立した山のように見えますが、実は筑波山塊という山の集合体です。
つくばエクスプレスの開通により、その気になれば、東京からでも気軽に登れる山になりました。
圏央道の開通により、埼玉方面からのアクセスも良くなっています。
江戸時代には西の富士、東の筑波と呼ばれるほど親しまれていました。
現代でも天気のいい日は都内から筑波山を望むことができます。
筑波山を登るには
筑波山は初心者でも比較的登りやすい山です。体力も日常生活を問題なく遅れていれば、大丈夫です。いざというときは、ケーブルカーもロープーウェイもありますので安心です。
筑波山までのアクセス
車で行く場合
車で行きやすい山です。場所によっては駐車場の確保に苦戦する山も多いですが、筑波山の場合、それぞれの登山口に大規模な駐車場があります。
駐車場に車が止められないというような心配はほとんどありません。つつじヶ丘駐車場は、大型バスを止めることもできるので、近隣の小学生が遠足に来ることもあります。
電車で行く場合
つくばエクスプレスのつくば駅から、登山口までのアクセスはバスとなります。
つくばエクスプレスの窓口で、電車とシャトルバスのセットのきっぷが販売されているのでそちらをお買い求めになるとよいかと思います。
登山ルート
登山ルートは複数ありますが、登山口ごとに分けると主に3つです。
赤い大きな鳥居のある筑波山神社入り口からスタートするコース。
大きな駐車場のつつじヶ丘駐車場からスタートするコース。
山の北側からスタートするコース。(地図にはない)
北側からスタートするコースは他のコースに比べて、筑波山の良さが感じにくいので、あまりおすすめできません。
何度も筑波山に登っていて、気分を変えたいという方はチャレンジしてもいいかもしれません。そんなに面白くないルートです。
どのルートを攻めるにしろ、最終的には山頂につきます。
王道は、御幸ヶ原コース~男体山~女体山~白雲橋コースです。
筑波山登山では、先に男体山を登ることをオススメします。
女体山のほうが眺めが良いのでとっておいたほうが楽しめます。
バスを利用している場合、そのままつつじヶ丘に下山するのもいいですね。
筑波山の楽しみ方
季節のイベント
筑波山では、季節に応じたイベントがあります。
1月1日 → 初日の出鑑賞(早朝ケーブルカー・ロープーウェイ運行)
12月~3月 → スターダストクルージング(夜のロープーウェイ)
2月~3月 → 梅まつり(筑波山梅林)
10月~11月 → 筑波山麓秋祭り(つくば山麓地域)
登山シーズンを過ぎた冬場にもイベントを開催しています。
めっちゃ寒いですけど、スターダストクルージングはいいですよ。冬の透き通った空気だからこそ都内の夜景が綺麗に見えます。めっちゃ寒いですけど。
冬場は、クリスマスやバレンタインなどのイベントもやっているので、筑波山ケーブルカー&ロープーウェイのホームページをチェックしてみてください。
変わった岩たち
白雲橋コースとつつじヶ丘コースは途中から合流するのですが、そこから山頂にかけて不思議な形の岩が転がっています。
それぞれの岩に解説がついていますので、のんびり登っていきましょう。
忘れちゃいけない山グルメ
名産はつくばうどんや山菜きのこそばです。暖かくて美味しいです。
納豆カツというメニューも有るのですが、ちょっと挑戦できていません。
あと、個人的にはソフトクリームがおいしくて毎回食べてます。
山に登ったあとの体が糖分を欲しているのはわかりますが、それを差し引いても、美味しいソフトクリームです。
ちなみに商品名は「北海道ソフトクリーム」です。
下山後の温泉
筑波山の周辺には温泉も充実。
青木屋 筑波山温泉 彩香の宿一望 筑波山江戸屋筑波山の歴史
筑波山の歴史は古く、万葉集にも登場します。
筑波山は古来より農閑期の行事として大規模な歌垣(かがい)が行われ、近隣から多数の男女が集まって歌を交わし、舞い、踊り、性交を楽しむ習慣があった。これは今年の豊穣を喜び祝い、来る年の豊穣を祈る意味があった。
万葉集では、歌垣の様子が伸びやかに歌われています。
他にも、後醍醐天皇、源頼朝、徳川家康などの歴史上の人物とも繋がりがあります。
神が宿る山として、祈りを捧げられてきました。
まとめ
筑波山は初心者でも気軽に登ることのできる山でありながら、グルメや温泉など楽しみがたくさんある山です。
はじめての人もベテランの人も、あるいは山登りはそれほど好きではないという方にもおすすめです。
次の休日は、筑波山まで足を伸ばしてみてはいかがでしょうか?
最期まで読んでいただきありがとうございました。参考になったら嬉しいです。