今回は、ウーバーイーツで働いていて感じたことについて書いていきます。
ウーバーイーツはめっちゃ気軽にできるバイトです。
商品を受け取って、注文先に届ける。
人間付き合いもなく、働きたければ働いて、働きたくなければ働かなくてもいい。
最近では、配達員の増加から異界あたりの配達の単価が下がりつつありますが、それでも気楽に働ける仕事のために、配達員は今後も増え続けることが予測されます。
同業者の方に話を聞いてみると、専業でやっているという方も多いです。
ウーバーイーツのいいところ
ウーバーイーツのいいところは、自分のペースで働くことができることです。
人間関係に悩むこともなく、ストレスフリーで働けます。
世の中からはじき出された人たちにとっての受け皿ともなるこのサービスは、仕事を作るという視点では、いいものであると感じました。
給料は、普通のバイトよりも少しいいくらいではないかと思います。
ウーバーイーツの悪いところ
ウーバーイーツで働いていて感じる悪いところは、世の中に対して自分はどれほどの価値を提供しているのかということです。
注文する人は、2パターンあると思います。
人前に出られる服装をしている人と人前には出られないような服装をしている人です。
前者の場合、仕事が忙しかったりして外に出る時間がもったいないというケースです。
外に出る時間よりもウーバーイーツで時間が短縮できるならそっちのほうがいいと言う人です。
もう一方は、外に出る準備ができていない人です。
身だしなみを整えるのが面倒という方で、女性に多いです。
普段はきれいに着飾っている方で、おそらく自分の身だしなみには気を使っているのでしょう。
休みくらいは、少しだらけさせてくれということだと思います。
それ自体は悪いことだとは思わないのですが、あまり自分のためにはならないように思います。
DJあおいさんの「女の人間関係は面倒なのよ」という書籍のなかに、自分に自身が持てない女性について言及されていました。
周りの人から、褒められても、自分自身では受け入れることができない女性がいるとします。
その人が、周りは自分の上辺だけしか見てくれない、などと言うそうです。
そのような発言の背景には、上辺ではきれいにしていても、休日はだらしのない自分の姿を思い描いており、そのために自分自身の自己効力感が低くなってしまうそうです。
ウーバーイーツのサービスは、時間のない人にとって素晴らしいサービスだと思います。
ですが、大半の注文者である女性にとっては、本人にとっていい結果に結びつかないのではないかと思います。
ゴタゴタいってないで、好きにさせてくれと言われてしまえばそれまでですが、そのように感じます。
コチラ側としては、仕事が増えるのでありがたいのですが、この仕事は本当にあなたにとって価値のある仕事になっているのだろうか考えてしまいました。
感じたこと
ビジネスとは、相手にとって価値のあるものを提供した対価を受け取る行為であるそうです。
そしてここで考えなくてはならないのは、相手にとって価値のあるものかという視点です。
世の中の商品の殆どは、相手にとって本当に価値のないものもたくさん出回っています。
例えば、たばこやおかし。
本人の体にとっては外であるようなものも、価値があるとされています。
商品により、至福感を与えることができているからです。
本質的ないいものを提供するのではなく、相手の感情を満たすようなサービスにお金が支払われるのだなぁと感じます。
なので、商品を考えるときに、世の中にとって本当にいいものを作れば売れるのではなく、その人の都合がいい物が売れるのだなと感じました。
世の中に価値を提供することが仕事である。
働く側の人間としては、その視点で考えると、堕落した人間を量産しているだけに過ぎないのではないかとも思います。
堕落したいという人間の欲望を叶える、ある意味では夢のようなサービスではありますが、これを専業にはできないなとも感じています。
この仕事によってスキルや経験が身につくわけではないので、はっきりいって、学生や20代の人間にはおすすめできません。
もっと他の経験やスキルを身に着けたほうが長い視点ではいいと思います。
もしくは、運動不足の解消や、副業として時間をお金に変えたいという人にとっては非常に良い仕事であるように感じました。
ウーバーイーツ専業は、資産を形成することは難しい。
資本主義の世界を生きていく中で、ウーバーイーツメインで働くのはやめましょう。